綿毛布の特徴
毛布の素材の中ではメジャーな綿布団。よく出回っているポリエステル毛布やアクリル毛布とはどう違うのでしょうか。綿毛布の特徴を紹介します。
ふわっと柔らかい
綿毛布は軽くて柔らかいです。シール織りやマイヤー織りなど織り方によってはなめらかさも出せます。同じように、化学繊維であるポリエステルやアクリルも柔らかさがありますが、化学繊維とはまた違った自然素材ならではの柔らかさです。
オールシーズン使える
綿毛布は通気性に優れており、ポリエステルやアクリルと違って吸水性もあるため、夏など暑い時期にも適しています。他の素材と比べると保温性に劣りますが、羽毛布団との相性がよいので組み合わせて寒い時期に使うことも可能です。ずっと使えるのでシーズンごとに毛布を取り換える必要もありません。
耐久性に優れている
割と耐久性があるので長く使用することができます。ウールなどの獣毛の素材と違い、自宅で洗濯ができることも多いので取り扱いもしやすいです。小さい子供のいる家庭など、毛布が汚れやすいとお悩みの方にもおすすめです。
価格が比較的安い
ウールなどの獣毛と比べて安価です。ポリエステル毛布やアクリル毛布と同様、格安で手に入れることもできるので、買い替えもしやすいです。
綿毛布とオーガニック
綿毛布の中にはオーガニック100%の商品もあります。これは、化学肥料や農薬を使わない綿で作られたもののこと。余計な成分が混ざっていないので、子供用に使うにもおすすめです。
綿毛布のお手入れ方法
天然繊維の中でも取り扱いのしやすい綿布団について、お手入れのポイントを紹介します。
綿毛布は洗濯できる
綿毛布の魅力は、自宅で洗濯ができること。天然繊維でありながら、アクリルやポリエステルのように気軽にお手入れできます。小さな子供がいる家庭など、扱いやすいのでおすすめです。汚れが気になったら、都度水洗いできれいにすることができます。
綿毛布の洗濯のしかた
洗濯表示によって洗濯のしかたは変わりますが、できれば柔らかな触り心地をくずさない手洗いがおすすめです。
といっても、洗濯機での洗濯が悪いというわけでなく、洗濯機の性能によっては可能なものもあります。対応可能か確認の上、活用してみましょう。ただし洗濯機を利用する場合は、毛布が傷まないように扱うのがポイント。
他の衣類と絡み合ったり、金具によって毛布が傷ついたりしないように、綿毛布だけ洗濯するようにしましょう。コースも弱水流か手洗いコースを選び、できるだけ傷ませないことが大切。購入したばかりの頃は毛羽や糸くずが出やすいので、くず取りネットを使うと便利です。
綿毛布を乾燥させるときの注意点
乾燥機は綿毛布が縮む原因です。乾燥機を使った乾燥は避けましょう。
洗濯機で綿毛布を洗った場合は、カビや色落ちを防ぐためにもすぐに干すことが望ましいです。ただ、変色の可能性があるので、天日干しではなく陰干がおすすめです。
合わせて、布団を干したら乾かないうちにブラッシングします。風合いがよくなるので、柔らかくて気持ちのよい綿毛布で寝たいならこのステップを欠かさないようにしましょう。
綿毛布の上手な使い方
綿毛布はどのように使うのがベストなのでしょうか。綿毛布の活用法と、羽毛布団との組み合わせ方を紹介します。
1枚でもぐっすり眠れる
暑い時期になると布団をしまって、タオルケットで過ごすこともあるのではないでしょうか。タオルケットでなくても、綿毛布なら通気性がよいので暑い時期でも使用できます。適度に干して乾燥させれば十分な吸湿性があるので、1枚使いでも問題ありません。そのため、子供の保育園でのお昼寝タイム用の毛布にもおすすめです。
羽毛布団と相性がよい
綿毛布は羽毛布団との相性がよいです。綿毛布は汗をしっかり吸収してくれるので汗かきなら羽毛布団の内側へ。保温性があるのは羽毛布団なので、寒さが気になるようであれば綿毛布は布団の上にかける形で使います。暖かい空気が外に逃げないようにする方法で、軽い綿布団は掛毛布としても適しています。
サンドイッチ方式で暖かい
サンドイッチ方式とは、布団を毛布と毛布で挟むこと。羽毛布団を綿布団で挟むことによって、適度に汗を除きながら、暖かさも維持してくれます。
睡眠時の不快感の原因である寒さとムレの両方を取り除いてくれるので、なかなか寝付けない人にもおすすめです。サンドイッチ方式は、暖かさを閉じ込めやすくなるため、冷え性の人でも眠りにつきやすくなります。
まとめ
ご紹介したように汎用性の高さが綿毛布の魅力です。また取り扱いのしやすさやお手軽さも綿毛布のメリットだといえるでしょう。櫻道ふとん店さんでは、綿毛布よりも暖かい温泉毛布も販売中です。特殊な繊維を使った、保温性の高い毛布で、冷え性の人にもおすすめですよ。