毛布の静電気を防ぎたい!自分でできる対策は?

毛布の静電気を防ぎたい!自分でできる対策は?

寒い時期になると静電気で悩む人も少なくないでしょう。毛布でも起きる静電気ですが、静電気の起きやすさは素材や組み合わせで変わるのは知っていますか。静電気の原因を知って対策すれば、毛布の静電気に悩む必要もなくなります。自分でできる静電気対策を紹介します。

 

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毛布がパチパチする!静電気が起きやすい素材とは?

毛布の静電気を防ぎたい!自分でできる対策は?

そろそろ寝ようと毛布に手をかけたとき、パチパチと静電気が走った経験はないですか。少し痺れるような感覚は不快で、あまり日常的に静電気に触れたくはないですよね。実はこうした静電気は、使っている毛布が原因の場合があります。

毛布を使っていて静電気が起こるのは?

人や物質はプラスやマイナスの電気を帯びており、普通は、このプラスとマイナスのバランスが保たれています。静電気が起きるのは、摩擦によりプラスとマイナスのバランスが崩れるときです。

例えばプラスに偏った状態であると、バランスを保つためにマイナスを求めます。このマイナスに引き寄せられて、毛布などに触れたときに起こるのが静電気です。湿気の多い夏は空気中に電気が逃げることで静電気を回避できていますが、湿気の少ない冬場はうまく電気が逃げていかず、静電気が発生してしまいます。

静電気が起きやすい繊維とそうでない繊維

静電気のメカニズムについて紹介しましたが、毛布で使われる素材には静電気が起きやすいものとそうでないものがあります。先に紹介したように、その違いはプラスとマイナスどちらの電気を持っているかです。

人がプラスの電気を帯びているときに引き寄せられるのはマイナスなので、マイナスの性質を持つ、アクリルやポリエステルなどの化学繊維は静電気が起きやすくなります。綿などの天然繊維に静電気が起きにくいといわれるのは、この電気の性質も関係しているためです。

結局は寝具に使う素材の組み合わせ次第

静電気が起きにくいとされる天然繊維ですが、静電気が発生することもあります。物質はプラスやマイナスの電気を帯びていますが、この電気の性質を無視して組み合わせると、プラスとマイナスで反発します。静電気を発生させないようにしたいなら同じ性質の電気を持った素材同士を組み合わせるのがおすすめです。

素材にもよりますが、基本的には天然系同士、合成繊維同士の組み合わせはいいです。

身近なもので簡単に!毛布の静電気を除去する方法

毛布の静電気を防ぎたい!自分でできる対策は?

毛布の素材や寝具で使っている素材、またはパジャマなどの素材の組み合わせによっては静電気の起きやすい環境をつくってしまいます。静電気の起きやすいもの同士を近づけなければいいのですが、全てを把握するのも難しくなかなか思うようにいきません。ここでは、手軽にできる静電気除去法を紹介します。

除去法1.柔軟剤を使う

静電気は摩擦によっておこるので、摩擦を起こしにくくする柔軟剤はおすすめです。洗濯できる毛布なら洗濯時に柔軟剤を使用しましょう。頻繁に洗濯をしないなら、柔軟剤を水で1~2%ほどに薄めて作った柔軟剤スプレーを毛布に吹きかけてみてもいいです。

除去法2.消臭スプレーを吹きかける

静電気は乾燥していると発生しやすくなるので、ファブリーズなどの消臭スプレーを毛布にかけて適度に水分を与えるのも方法の1つ。ついでに嫌な臭いも取り除きましょう。

除去法3.静電気防止スプレーを使う

市販の静電気防止スプレーを使う方法もあります。静電気防止スプレーが手に入らないときは、自宅でも簡単に作れます。柔軟剤やリンスを1~2%の割合で水を使って薄めるだけです。色やにおいが気になる場合は、水に5~10%の割合でグリセリンを溶かしたグリセリンスプレーでも大丈夫です。

部屋の湿度にも気をつけよう

静電気の間接的な防止には、部屋の湿度を適度に上げるといいです。特に湿度の低い冬場は、乾燥で静電気が起きやすいので、加湿器などを使って湿度40~60%程度まで上げるようにしましょう。

毛布の素材をかえるのもひとつの方法

毛布の静電気を防ぎたい!自分でできる対策は?

柔軟剤や静電気防止スプレーなどの簡易的な方法で改善できない場合、対策が面倒に感じる場合は、毛布の素材を今までと違うものにするのも方法の1つです。

毛布やパジャマを見直してみよう

静電気は、プラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電しやすい素材を組み合わせて使うことで発生しやすくなります。つまり、寝具の組み合わせが悪いと静電気が起こりやすいということです。静電気の発生を抑えるには、購入しやすい毛布やパジャマを見直してみましょう。

静電気が起きにくい素材の組み合わせは?

静電気は、以下のようにプラスに帯電しやすい素材、マイナスに帯電しやすい素材に分けられます。

ウール

レーヨン

シルク

綿

ポリエステル

アクリル

静電気が起こりやすいのは、反対の性質を持った素材を組み合わせたときなので、例えばウールの掛け布団にアクリルの毛布、ウール素材の毛布とポリエステル素材のフリースパジャマのような組み合わせは静電気を発生させやすくなります。

アクリル毛布ならポリエステルのパジャマ、ウール毛布ならウール布団のようにできるだけ帯電の性質が近い組み合わせを選ぶのがいいです。肌に直接触れる毛布やパジャマ選びには特に注意しましょう。

櫻道ふとん店の温泉毛布は静電気が起きにくい

櫻道ふとん店の温泉毛布はカーボン加工を施しているため、静電気が起きにくいです。導電性のあるカーボンを使うことによって、毛布から空気中へ少量の放電をして電気的な負荷を抑えているため。パチッと傷むような静電気を起こりにくくしています。さらに毛玉も付きにくいのが温泉毛布のメリット。

このように、素材同士の組み合わせももちろん大切ですが、静電気が起きにくい毛布選びも大切です。

まとめ

毛布の静電気は、柔軟剤などの外的な対策、素材の組み合わせで改善できます。静電気が起きにくい毛布を選ぶのも方法の1つでしょう。櫻道ふとん店では、カーボン加工により静電気の起きにくい温泉毛布が取り扱われていますので、静電気にお悩みの方は検討してみるといいでしょう。