実は知らない?毛布の種類ってどんなものがあるの?

毛布には、様々な種類のものがあるのをご存知でしょうか?毛布は種類によって特徴や肌触りなどが全く異なるため、それぞれの毛布の特徴などについて詳しく知っておくと、自分にぴったりの毛布を選ぶことができます。 それぞれの毛布の特徴などについて学んでみましょう。

 

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毛布の種類①天然素材の毛布

毛布の中でも人気が高い天然素材の毛布。ここでは、おすすめの4種類の毛布について説明していきます。

ウール毛布

ウールとは、羊毛のこと。ウール毛布とは、羊毛から作られた毛布のことです。

ウール毛布の特徴は「吸湿性、放湿性の高さ」。ポリエステルの371倍、木綿の2倍もの吸湿性を持っています。それは、ウール繊維にはうろこ状の「スケール」という表皮があり、そのスケールが優れた吸湿性、放湿性を持っているためです。放湿性も高いため、肌触りがジメジメせずサラサラとしていることもウールの特徴です。

ウール毛布のもう1つの特徴が「あたたかさ」。ウールには「クリンプ」という独特の縮れがあります。そのクリンプが冷たい外気を毛布内部に入れさせず暖かい環境を作り出すため、ウール毛布は暖かい状態を保つことが可能です。

また、クリンプは伸びても元に戻ろうとする性質がとても強いもの。このクリンプの特徴により、ウール毛布は弾力性に優れており、肌触りも優しくなります。

カシミヤ毛布

吸湿性や放湿性にとても優れている毛布がカシミヤ毛布です。そのうえ、保温性にも優れており、カシミヤは毛布にピッタリの素材といえます。ですが、価格が高く購入しづらいのが、カシミヤ毛布のデメリット。購入を考える場合は、しっかりと考えて購入しましょう。

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キャメル毛布

ラクダの毛から作られたキャメル毛布は、吸湿性、放湿性ともにウール毛布の2倍。ウール毛布をワンランクアップさせたようなイメージの毛布です。

ウール毛布と比較すると価格が高いのがキャメル毛布のデメリット。また、肌触りも多少チクチクしており、ウール毛布の肌触りにはかないません。

・綿毛布

冬だけでなくいつでも使いやすい万能毛布が綿毛布。吸湿性に優れており、汗をたっぷりと吸ってもサラッとしているのが特徴です。また、羽毛布団との相性は抜群で、組み合わせて使用することで暖かさが何倍にもアップします。

ただし、綿毛布は放湿性が低いのがデメリット。汗をどんどん吸い込むため、使ううちに毛布自体がどんどん重くなってしまうことも。洗濯や干すなどの手入れをしっかりと行うのがポイントです。

毛布の種類②化学繊維系の毛布

軽いことや手ごろな値段であることから、多くのお店で売られている化学繊維系の毛布。そんな化学繊維系の毛布の種類について説明していきます。

アクリル毛布

合成繊維で作られているアクリル毛布。そんなアクリル毛布のよい点は「暖かい」、「肌触りがいい」、「耐久性に優れている」、「保管がしやすい」、「しわになりにくい」という5点。なんといっても暖かいのが最大の特徴で、価格もお得なことから多くのお店で販売されています。

ですが、吸湿性、放湿性に優れておらず、蒸れやすいのがデメリットです。

ニューマイヤー毛布

アクリル毛布のうちの1種類。2枚合わせてあるわけではなく、1枚の両面が仕上げされることで作られている1枚仕立ての毛布です。1枚の毛布であることから、なんといっても軽いことが特徴。軽くて暖かい毛布が好みの方にはおすすめです。

ニューマイヤー毛布は軽くて滑りやすいため、羽毛布団と一緒に使うのには向いていません。別の布団と一緒に使いましょう。

マイヤー毛布

アクリル毛布のうちの1種類で、カールマイヤー編み機という編み機を使って編まれている毛布。2枚の生地を合わせて作ってあるため、ニューマイヤー毛布と比較すると多少重量感が感じられます。重みのある毛布が好みの方におすすめです。

・ポリエステル

ポリエステルで作られている毛布のよい点は、「軽くて柔らかい」、「耐久性に優れている」、「しわになりにくい」、「耐熱性あり」という4点。デメリットは「静電気が起きやすい」ことです。ポリエステルから作られる毛布は、太い繊維で作ると安く、細い繊維で作られると高くなります。

櫻道ふとん店さん温泉毛布ならポリエステル素材なのに、帯電防止加工でパチパチしにくく、さらに特殊加工の化石サンゴが練り込まれているため、遠赤外線が発生して朝までポカポカあたたかいですよ。

下記のページではポリエステルの一種であるフリース毛布に関する詳細をご紹介しています。

フリース毛布の詳細ページはこちら。

毛布の種類③その他の毛布

最近では、様々な会社から様々な種類の毛布が発売されています。その中でもおすすめの「発熱素材の保温機能性毛布」、「遠赤外線毛布」、「電気毛布」についてみていきましょう。自分が一番暖かい毛布と感じられる毛布に出会えるかもしれません。

・発熱素材の保温機能性毛布

様々な会社が売り出している発熱素材の毛布。従来のポリエステル毛布よりも、毛布内温度が1.5~3℃近くも高くなり、冬でも暖かいと話題の毛布です。

発熱の仕組みは、人が寝ているときに出している汗や湿気を発熱毛布が吸収し熱に変えるというもの。汗や湿気を毛布が吸収する際に発生する「吸着熱」を熱として利用することで、毛布内を暖かく保ちます。

実は、吸湿し発熱する仕組みは、天然素材の毛布であるウール毛布などには備わっているもの。ポリエステルが発熱する特徴を得ることで、安価の商品でありながらも天然素材に近い暖かさを手に入れることができます。

また、発熱素材とすることで、湿気を放出する機能が低かったポリエステルやアクリルにも放湿機能がプラスされるというメリットが。そのため、毛布内が蒸れるという化学繊維系のデメリットが解消され肌触りがサラサラになります。

遠赤外線毛布

遠赤外線毛布は、赤外線の中でも波長の長い遠赤外線を繊維内に練り込ませた毛布のこと。様々な場所で使われている遠赤外線は、毛布でもその効果を存分に発揮します。

遠赤外線毛布の特徴は、「速熱性」と「均熱性」が高いこと。そのため、短時間で温度上昇させることができます。また、体の隅々にまで均等に熱が届くため、足先などの冷えなど気になる方にも最適です。

ほとんどの遠赤外線毛布はアクリル100%でできています。アクリルの中に遠赤外線を練り込んで作ってあるため、洗濯によって遠赤外線の機能が低下することはほぼありません。また、アクリルで作られていることから、肌触りも抜群です。

電気毛布

電気毛布とは、毛布に付属してあるコードをコンセントに差し電気の力で暖かくする毛布のこと。「強」、「中」、「弱」など、スイッチで温度を調節することも可能です。

コードがあっても丸洗いできるものも多く、清潔さを保つことができるのも電気毛布のポイント。アクリル100%で作られているものが多いのも特徴です。

まとめ

毛布といっても、天然素材のものなのか、化学繊維で作られているのか、それ以外のものなのかによって、特徴や肌触りが全く異なることがわかりました。毛布を選ぶときは、素材にこだわって選んでみてはいかがでしょうか?寝具は睡眠に重大な影響を及ぼしますから、毛布選びもとても重要です。
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