毛布の使い方は敷く?それとも掛ける?布団との相性や使い方

一般的に羽毛布団と身体の間に毛布をはさむ使い方をする方が多いです。しかしその使い方は、毛布の本来持っている効果を活かす方法ではないのです。 多くの方が思っている毛布の使い方は掛けるというもの。本当の効果を発揮するには、別の使い方をするのがおすすめです。布団との相性を考えながら、毛布のおすすめの使い方を紹介していきます。

 

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毛布は敷くもの?掛けるもの?使い方の違いとは?

毛布の使い方として定番なのは、毛布を掛けるというもの。毛布を掛けると言っても、いくつかの順番があり、使い方も様々です。寒い冬には、毛布の使い方を工夫して、暖かい布団と毛布で寝られるようにしていきたいものです。

良くある毛布の使い方と、それぞれの使い方の特徴や違いを見ていきましょう。

掛け布団の上に掛ける

良くある使い方として、掛布団の上に掛ける方法があります。この使い方の特徴は、羽毛布団で保温された熱を外に逃がさないようにする「フタ」の役割をします。

毛布の独特の触り心地が好きという方もおられるかもしれませんが、実際的な使い方としておすすめです。場合によっては、寝ているうちに毛布がずれることがあり、夜中に寒いと感じることもあるかもしれません。

掛布団の上に掛けるこの方法は、特に羽毛布団の時に有効で、綿布団の場合は異なりますので注意が必要です。

掛け布団と身体の間にはさむ

掛け布団と身体の間に掛けるこの方法も、毛布の使い方として良くあります。毛布独特の触り心地を楽しむことができ、快適に眠ることができそうですが、実はこの方法は布団によってはおすすめできません。

・羽毛布団の場合

羽毛布団を使っている場合は、掛け布団の下に毛布を掛けるというこの方法は、寒いと感じる原因になります。というのも、羽毛布団というのはダウンパワーで空気を含んでいます。空気を良く含んでいるからこそ、体温から吸収した熱の保温力が高まり、暖かさを感じることができます。

しかし羽毛布団の下に毛布を掛けてしまうと、体温から発生した熱を蓄えることができません。せっかく身体から発生した熱が、毛布を通る段階で無くなってしまい、羽毛布団に到達しないのです。

もし品質の良い羽毛布団を使っている時には、布団が持っているダウンパワーを活かすためにも掛け布団と身体の間にはさむこの使い方はおすすめできません。別の順番で毛布を使うのが最適と言えるでしょう。

・綿布団の場合

もし使っているのが綿布団の場合には、この毛布を掛け布団の下にして身体に掛けるこの方法はおすすめです。ポリエステルなどの合成繊維が含まれていたり、綿布団の場合には、身体と布団の間に隙間ができて、熱が逃げやすくなります。

それで布団がずれるので、寒いと感じることにつながります。また合成繊維などが含まれていると、汗を吸収しにくいので、さらに寒いと感じる原因になりかねません。布団の種類によっても、毛布の使い方が異なることが分かります。

敷布団の上に敷く

最後におすすめした方法として、毛布を敷布団の上に敷くという方法です。どうしても毛布は掛けるものというイメージがあるので、毛布を敷くという発想になりにくいのですが、熱を逃がしにくくし、暖かく寝るために適した毛布の使い方です。

敷布団の上に毛布を敷くことで、毛足の間に暖かい空気を溜め込むことができ、暖かい空気の層を作ることができます。毛布にカバーをかける方が多いですが、敷布団にかけているカバーではこの空気の層を作ることができません。

それで敷布団の上に毛布を敷く、敷き毛布としての使い方がおすすめなのです。

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毛布を敷く2つの使い方!布団との相性や使い方のポイントは?

実際に毛布を敷いて使うには、2つの方法があります。これも布団との相性があるので、使い分けることで、暖かく快適に寝ることができます。

敷毛布

毛布を下に敷くことで、保温性を高めることができます。羽毛布団などの掛け布団には毛布を掛ける習慣があっても、敷布団は一枚だけということがありますが、それでは熱が逃げてしまいます。敷毛布を使う事で、身体と毛布の間に空気の層を作って保温性を高めるだけでなく、床から来る冷たい空気も遮断することができます。

身体から放出される熱を、毛布で受けとめて、空気の層で溜め込んでくれるということ。また下からの冷気を遮断するという二つの効果を発揮できるので、敷毛布と言うこの方法は効果的と言えます。

使う時期や布団の素材によりますが、それでも保温性を高める有効な方法なのでおすすめです。

W毛布

一番暖かい方法としておすすめなのが、W毛布という使い方です。下にも毛布を敷き、掛け布団と身体の間にも毛布という順番になります。

この使い方の場合には、身体から発生した熱を逃がさずに、布団に入った時も冷たさを感じないという特徴があります。もちろん羽毛布団の場合には、上に毛布を掛けない方が良いケースもあります。布団の素材や毛布の素材によっても使い分ける必要がありますが、W毛布という使い方は、寒がりな方におすすめです。

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毛布を敷くだけが正解じゃない!毛布の選び方も見直そう!

毛布を敷くという使い方のメリットを解説してきましたが、実はデメリットも存在します。それは毛布を下に敷くことで、身体の重みで毛足が寝てしまうということです。空気を溜め込むことができないと、保温性が無くなるので、一つのリスクとして考えておく必要があります。

毛布の使い方として下に敷くという順番は暖かさを感じることができるので、リスクがあるとしてもおすすめです。しかし寿命が短くなると、定期的に買い替える必要もあります。買い替えの際には、素材を良く選び、品質の良い毛布を選ぶと、暖かさをより感じることができます。

メーカーによって品質が異なるので、信頼できるメーカーの毛布を敷くことで、さらに快適に睡眠をとることができます。もし手足の冷えでより暖かい毛布を探しているのであれば、櫻道ふとん店の温泉毛布がおすすめです。

天然の遠赤外線の効果で、身体の中から暖めてくれる毛布なので、まるで温泉のようです。遠赤外線が暖めてくれるので、布団から出た後でも身体の暖かさが持続します。今まで靴下をはいて寝ないと冷えが気になっていた方や、電気毛布が無いと寝られないという方にぜひおすすめしたい毛布です。

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まとめ

毛布は掛けるものと言うイメージを払拭するのが、毛布を敷くという方法です。今まで試したことが無かった方には、ぜひ試していただきたい毛布の使い方。もちろん素材によって、敷毛布として使うべき素材が異なりますので、買い替えの際には持っている布団に合わせて良い毛布を選ぶことをおすすめします。

暖かい毛布に買い替えて、寒い冬でもぐっすりと寝られる環境を整えましょう。