タオルケットとガーゼケットはどう違う?それぞれの違いとは
タオルケットとガーゼケットはよく似ているのですが、特徴を知っておかないと正しい使い方ができません。
2つの寝具の違いを、詳しくご紹介していきましょう。
タオルケットとは
タオルケットは「タオル」と「ブランケット=毛布」という名前からもわかるように、タオルを厚く、大きくしたような寝具です。
ジャガード織りやシャーリング織り、マイヤー編みと生地の織り方はさまざまですが、素材はタオルと同様に、主にコットンが使われています。
タオルケットはもともと高温多湿の日本の夏でも眠れるようにと考案された、日本生まれの寝具。
最近は接触冷感素材のタオルケットが登場するなど、バリエーションに広がりがみられます。
タオルケットは夏の湿気対策の定番というイメージがありますが、実は通年仕様できる優れもの。
羽毛布団の内部に入れて使うなど、その使い勝手の良さが見直されています。
ガーゼケットとは
ガーゼケットとは柔らかくて軽い「ガーゼ」と、大判の「タオルケット」を足し合わせた寝具。
タオルケットの1つとされていて、ネット通販などを中心に人気があります。
ガーゼは細い糸を平織にした通気性の良い素材で、コットンのほかリネンやシルクなどの天然素材が使われるのが一般的。
異なる素材を組み合わせた異素材混紡の商品もありますが、織り目が粗いのが特徴です。
商品によってガーゼを重ねる枚数には差があり、柔らかさはさまざま。
中にはキルト加工を施した、しっかりとした手触りが魅力のガーゼケットもあります。
タオルケットとガーゼケット!メリットとは?
タオルケットにするか、ガーゼケットにするか迷ったら、それぞれのメリットに注目しましょう。
同じような見た目の寝具でも、使い勝手が違ってきます。
タオルケットのメリット
タオルケットの魅力は通気性が良く、なんといっても吸湿性が高いところでしょう。
しかも適度な保湿性を兼ね備えているため、暑がりでも寒がりの人でも幅広く使えます。
夏はタオルケット体の上に掛けて眠れば、涼しく快適。
掛け布団と併用する調節用の寝具としても使えるので、冬は布団内部に入れれば不快な蒸れを防ぎ、保温調整もできて重宝しますよ。
特に静岡県の御殿場にある布団専門店、櫻道ふとんのタオルケット「お日様のチカラ」なら、夏は涼しく冬の保温効果が抜群!
寝具の量を減らしてミニマムな生活をしたい人や、1年中快適に眠りたい人におすすめです。
タオルケットは薄くて家庭の洗濯機で丸洗いできるので、いつでも清潔に使えるのも魅力的ですね。
ガーゼケットのメリット
ガーゼケットはタオルケット同様に通気性が良いのですが、高い発散性を備えているのが特徴です。
汗を吸い取るだけでなく、いつでもサラッと爽やかな肌触り。汗っかきの人や、夏の暑い盛りの寝具に最適です。
先程ご紹介した櫻道ふとん店はさまざまなタイプのタオルケットを製造・販売していますが、暑がりの人におすすめなのは、高級二重ガーゼ素材を贅沢に使った「ほほ笑みケット」です。
肌寒い夜もある初夏から、寝苦しい熱帯夜の時期までベタつかず、いつでも爽やか。
熟練の布団職人によるキルト加工でしっかりとした縫製なので、洗濯機でジャブジャブ洗いたいきれい好きな人にもおすすめです。
タオルケットとガーゼケットのデメリットとは?
寝具のデメリットも知っておかないと、寝苦しくなってしまいます。
タオルケットとガーゼケットのそれぞれのデメリットと、選び方や使い方の注意点をご紹介していきましょう。
タオルケットのデメリット
タオルケットはパイルのふわふわとした肌触りが魅力ですが、ガーゼよりも放湿性には劣るもの。
そのため汗をかいたときの肌にまとわりつく感覚を嫌がる人もいるので、好みは別れます。
またタオルケットは他の寝具よりも寿命が短く、数年で買い替えなくてはいけません。
これを補うために化学繊維との混紡を使っているタオルケットもあるのですが、蒸れやすく肌への刺激も気になるので、敏感肌の人は素材に注目して選びましょう。
タオルケットの劣化が気になるという人は、基布に絡ませて糸が抜けにくいマイヤー織りの商品を選ぶという選択肢もあります。
シャーリング織りのタオルケットはビロードのような滑らかな風合いと、プリントの美しさが特徴。
パイルのループ部分をカットしていることで糸が抜けにくいので、劣化を気にせず長く使いたい人にもおすすめです。
天然のコットン100%は低刺激な素材ですが、まったくリスクがあるわけではありません。
使い方によってはダニが繁殖し、カビやアレルギーを引き起こす原因になることもありますので、タオルケットはこまめに洗濯をしながら使いましょう。
ガーゼケットのデメリット
逆にガーゼケットは柔らかくてもふわふわではなく、生地のザラザラやゴワつき、チクチク感を嫌がる人は多いです。
リネンのシャカシャカした質感が好きなら問題ないのですが、タオルケット以上に肌触りの好みが別れるもの。
購入前に肌触りの良さを確認して選ぶといいでしょう。
ガーゼケットは生地が層になっていることで保温性があるものの、タオルケットに比べると暖かさは劣ります。
生地を重ねる枚数を増やせば保温性は補えますが、その反面で価格が高くなるのが困りもの。
ガーゼケットの場合はサラサラとした肌触りが魅力の寝具。布団の内側に入れて使うと、冷たいと感じるかもしれません。
通年使用するのには使いにくい面が多いので、熱い夏の時期はガーゼケットを使って爽やかに。
冬は肌触りの暖かいタオルケットを布団の内側に入れて保温調整に使うなど、季節によって
使い分けるといいでしょう。
まとめ
タオルケットもガーゼケットも暑い夏に使いやすい寝具ですが、1年中活用できるという面では、タオルケットのほうがお得です。
どちらも身近なデパートやホームセンターの寝具売り場でも購入できますが、夏を過ぎると品薄になってしまうので、布団専門店での購入も検討してください。
布団専門店であれば通年を通して取扱いがあり、素材や生地のバリエーションが豊富。
数多くの商品の中から、自分の好みに合ったものを選びましょう。