タオルケットとバスタオルの違いとは?特徴やおすすめ商品も紹介

保育園などのお昼寝用布団にタオルケットではなくバスタオルを使う人もいますが、タオルケットとバスタオルの違いを知っていますか? 結論からいえば、寝具として使うならタオルケットがおすすめです。 タオルケットとバスタオルの特徴や違いを詳しく解説しながら、タオルケットのおすすめ商品もご紹介していきます。

 

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タオルケットとは


「タオルケット」とは、英語の「タオル(towel)」と毛布を表す「ブランケット(blanket)」を組み合わせた、和製英語です。

日本だけでしか通じません。

そもそもタオルケットは日本で生まれた、日本特有の寝具です。

日本の夏は暑いだけでなく、非常に湿気が多いので、昔ながらの綿布団では快適に眠ることはできません。

かといって何も掛けないのでは、寝冷えをしてしまうのが困りもの。

これを改善するために1960年代にタオルをもとに考案されたのが現在のタオルケットで、その快適さから人気を博し、一気に普及しました。

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夏場活躍するタオルケットの特徴

タオルケットは日本の夏に特化した掛け布団。

薄くて涼しいだけでなく、次の3つの特徴が快適な眠りをサポートします。

優れた吸水性

タオルケットの優れた特徴として、タオルと同様の優れた吸水性があげられます。

人間は眠っている間にコップ1杯分以上の汗をかくといわれていますが、夏は気温の高さから、よりたくさんの寝汗をかくもの。

寝汗はベタベタとして寝心地を悪くしますし、蒸発する際に体温を奪っていくので、暑い夏でも寝冷えや風邪を引き起こす原因になりかねません。

薄いタオルケットは涼しいだけでなく、こういった不快な汗を吸い取るので、熱い夏でも快適です。

優れた吸湿性

タオルケットが持つ優れた特徴のもう1つが、吸湿性です。

吸湿性と吸水性はどちらも同じだと思われがちですが、水を吸い取る吸水性と、空気中に漂っている湿気を吸い取る吸湿性では、やはり役割が異なります。

夏は寝汗が蒸発することで室内の湿度が向上し、寝苦しくなりますが、タオルケットはこういった目に見えない水分もどんどん吸収する優れもの。

タオルケットを掛けておけば必要以上に蒸れないので、夏の寝苦しさを改善します。

就寝時の体温調節に最適

タオルケットの吸水性や吸湿性は体温を奪う余計な汗を吸い取り、体温が下がりすぎるのを防ぐ効果もあります。

タオルケットは薄くて通気性が良いのですが、同時に適度な保温性も持ち合わせているので、就寝時の体温調整や夏の寝冷え対策に最適です。

タオルケットは水に強く、洗濯がしやすいのも夏用寝具に向いた特徴でしょう。

寝汗で汚れても自宅で気軽に洗濯ができますし、乾きも早いので、いつも気持ち良く眠れます。

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タオルケット バスタオルとの違い

タオルケットとバスタオルはよく似ていますが、明確な違いがあり、寝具として使うならタオルケットがおすすめです。

寝具としてのタオルケットとバスタオルの違いや、夏でも快適に眠れるおすすめのタオルケットの選び方をご紹介しましょう。

なぜタオルケットは吸湿性に優れているのか

夏用寝具には吸水性と吸湿性の両方が必要ですが、その2つを併せ持っているのはタオルケットです。

バスタオルは濡れた体から汗や水分を拭き取るアイテムなので、吸湿性はあまり重視して作られていません。

タオルケットが吸湿性に優れているのは、その生地に秘密があります。

バスタオルは吸水性を重視して天然のコットンやリネン、再生繊維のリヨセルなどの混紡素材を使っていますが、タオルケットの素材はさらにバリエーションが豊か。

吸水性・吸湿性ともに優れる天然のコットンやリネン、再生繊維ではレーヨンやキュプラなども使われています。

バスタオルとの違い

その他にも、タオルケットとバスタオルにはさまざまな違いがあります。

これらを総合的に判断すると、寝具としてはタオルケットのほうが使いやすいことがわかるでしょう。

・厚さ

タオルケットもバスタオルもふわふわとした触感ですが、タオルケットは就寝時の体温調節も目的としているため、バスタオルよりも織りが緻密です。

厚さがあるぶん肌触りが良く、程よい重みもあって、寝心地が良好です。

・生地の織り方

バスタオルの場合はパイル地が主流ですが、タオルケットの場合はパイル地以外にもシャーリング地、ワッフル地、ガーゼ地とバリエーションが豊富です。

好みの肌触りや保温性を選びやすいので、これも寝具向きだといえます。

・大きさ

人間は寝ている時にしょっちゅう寝返りと打つため、掛け布団にはある程度余裕のある、身体のサイズ以上の大きさが必要です。

子どもの場合は良いのですが、バスタオルはお腹の上に掛ける程度で、身体全体を覆う大きさはありません。

その点タオルケットはさまざまなサイズの商品があり、自分の身体に合ったものを選べます。

・機能

寝具として使うことを目的に作られたタオルケットには、防虫・防ダニ・防臭など、特殊加工を施した商品もあります。

こういった機能を付加したバスタオルは少ないので、タオルケットのほうが長く愛用できます。

おすすめのタオルケット

タオルケットは1年中を通して使えますが、夏に使うのであれば涼しく、快適に眠れる商品がおすすめです。

夏場の熱気を感じさせない、ひんやりとした感触のタオルケットや、消臭・抗菌加工を施したものが使いやすいでしょう。

夏場は寝汗で汚れますから、繰り返して洗濯をしてもへたれにくい素材を選ぶと安心です。

タオルケットは身近なホームセンターやデパートなどでも購入できますが、質の高い寝具が欲しいと思ったら、布団専門店での購入も検討しましょう。

タオルケットは季節商品。夏以外は店に置いていないデパートなどは多いのですが、布団専門店なら1年中購入することができます。

しかも布団専門店ならタオルケットの素材や織り方、サイズなどの種類が豊富。

自分に合った、寝心地が良いタオルケットを選びやすいのが魅力です。

温泉布団や腰痛対策布団で知られる櫻道ふとん店なら、ひんやり触感の「氷(アイス)ケット」や、タオルケットを超える肌さわりの「ほほ笑みケット」など、バリエーション豊かにラインナップしています。

熟練の布団職人によるサイズオーダーにも対応しているので、タオルケット選びに迷ったら、一度相談をしてみるといいでしょう。

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まとめ

タオルケットとバスタオルは同じようでも、さまざまな違いがあります。

バスタオルでも代用ができますが、快適な眠りのためには、寝具にはタオルケットを選びましょう。

さまざまな商品がありますから、自分にとって寝心地が良いものを選んでください。