タオルケットの季節にあった使い方!選び方のポイントも紹介

タオルケットは夏だけでなく、季節を通して使える万能の寝具です。 寒さや暑苦しさの調整にも使えるので、タオルケットの特性を理解して、上手に活用したいですね。 タオルケットの種類や特徴を紹介しながら、タオルケットを使うメリット、選び方から季節にあわせた使い方まで、まるごと解説していきます。

 

この記事は約6分で読み終わります。

タオルケットの魅力とは ?

タオルケットは夏の季節におなじみの寝具。

「気持ちよくって、大好き!」という人も多いのでは?

ここでは意外と知られていないタオルケットの種類や、特徴などを詳しく説明していきます。

タオルケットとは

タオルケットとは吸水性が良く柔らかい、パイル地を使った薄い寝具のこと。

実は、日本生まれの寝具だということを知っていましたか?

日本の夏は高温多湿で、布団では寝苦しいもの。

かといって何も掛けないと就寝中に体が冷えてしまいますし、熟睡することができません。

こういった日本の夏でも快適に眠れるように作られたのがタオルケットで、生地の織り方などによって次のような種類があります。

l  ジャガードタオルケット

l  シャーリングタオルケット

l  マイヤー編みタオルケット

l  ガーゼケット

タオルケットのメリット

タオルケットの魅力は、次の4つの使い勝手の良さにあります。

1.  涼しく、蒸れない

織りが粗いパイル地は通気性が良く、涼しいのが特徴。

ほど良く体の熱を逃がしてくれるので、暑い季節でも寝苦しくありません。

タオル同様、吸水性が良いのも魅力です。

寝汗を吸い取るのでベタベタした不快感がなく、寝冷えの心配もありません。

2.  肌触りが良い

薄手のパイル生地はフワフワと軽く、柔らかな気持ちの良さが魅力です。

綿や麻などの天然繊維100%の商品が多いのでアレルギーリスクが少なく、敏感肌の人にもおすすめ。

体に直接掛けても負担が少なく、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年代で安心して使えます。

3.  適度に保温もできる

熱帯夜でも何も掛けないと風邪をひいてしまいますが、タオルケットをかけていれば就寝中に体温が下がっても、冷気が忍び込むのを防ぎます。

特に綿を使ったタオルケットは保温性もあり、ほど良く暖かいので安心。

梅雨時などの肌寒い季節にも使えて便利です。

4.  メンテナンスがしやすい

夏の寝具は寝汗を吸って汚れますが、薄手のタオルケットは家庭で洗濯ができるので、いつも清潔に使えます。

乾きも早く、洗濯も簡単。

折りたたんでも薄く、収納スペースもとらないので、シーズンオフの収納がしやすいのも良いところです。


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タオルケットを使う季節と使い方の注意点

タオルケットは身近な季節寝具ですが、漠然と使っていませんか?

正しい使い方やメンテナンスの方法を理解して、便利なタオルケットを一年中活用しましょう。

タオルケットは一年中使える

布団からタオルケットに交換するタイミングは季節ではなく、室温によって判断するのが正解です。

室温が25℃以上であれば、タオルケットだけのほうが寝苦しくありません。

逆に25℃以下の季節は普段使っている寝具と組み合わせて、保温性や湿度の調整に1年中使いましょう。

例えば布団の内側で身体の上に直接掛ければ、冬でも保温性や湿度の調整ができて便利です。

身体の上に掛けるだけでなく、シーツのように体の下に敷いて使っても同様の効果が期待できます。

保温性の向上には、掛け布団の上にタオルケットを掛けるという使い方がおすすめ。

毛布よりもタオルケットのほうが軽いので、冬の寝苦しさも予防できます。

布団の熱を逃がさず、寒い時期でも暖かく眠れる秘訣ですので、試してみてください。

タオルケットのお手入れのポイント

タオルケットをいつも気持ちよく、長期間愛用するためにも、次のお手入れを心掛けましょう。

1.  一度洗濯をしてから使う

タオルケットは購入してそのまま使うという人が多いのですが、一度洗濯をしてから使うのが正解です。

細かいパイル地のループには、縫製時にホコリやゴミが絡まっているもの。

洗濯をしてから使えば吸水性、肌触りとも良くなり、気持ち良く使えます

2.洗濯ネットを使って洗う

タオルケットを洗うときは、たたんで洗濯ネットを使いましょう。

他の洗濯物と絡まないので、洗濯によるダメージを少なくできます。

劣化を防いで、長い期間愛用できるでしょう。

3.こまめに洗濯をしてしっかり乾燥させる

タオルケットは汗を吸って汚れやすいので、こまめに洗濯をして雑菌やカビ、ダニの繁殖を防ぎましょう。

洗濯後はしっかり乾かすのがポイントです。

生乾きのまま使うと雑菌が繁殖して嫌な臭いがつきますし、湿り気が体を冷やして、熟睡できなくなってしまいます。

4.ループが飛び出したら切りとる

タオルケットのループが飛び出すと、肌触りが悪くなります。

洗濯物と絡むとダメージが広がり、寿命が短くなりますから、気がついたらハサミで切り取ってください。

子供やお年寄りの場合は広がったループに指などが絡み、怪我の原因になることもあります。


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タオルケットを季節に応じて選ぶポイント

夏の季節だけでなく、一年中気持ち良く使いたいタオルケットは、どうやって選べばいいのでしょうか?

タオルケット選びのポイントや、季節に応じたおすすめ寝具もチェックしておきましょう。

肌触りと吸湿性を重視する

タオルケットは直接肌に触れる寝具。

触感や気持ち良さの感じ方は個人差が大きいので、好みの肌触りの商品を選びましょう。

軽くてフワッとした柔らかい感触が好きな人は、薄いものがおすすめ。

ザラザラ・チクチクが嫌いな人は、ガーゼケットを選ぶと安心です。

夏に使う場合は、吸湿性も重視して。

通気性が良くないと寝苦しくなってしまうので、好みの暖かさで綿や麻の素材を使い分けるといいでしょう。

肌触り・吸湿性とも良好な、今治タオルを使ったタオルケットも人気です。

肌掛け布団もおすすめ

パイル地の肌触りが苦手な人には、肌掛け布団を選ぶという方法もあります。

特に羽毛を使った肌掛け布団は薄くて軽いので、タオルケットと同様に他の寝具と組み合わせて一年中使えて便利。

涼しいのが苦手な人、冷え性で夏でも布団が手放せない人は、ぜひ使ってみてください。

肌掛け布団もタオルケットと同様にデパートなどで購入できますが、迷ったら布団専門店で購入すると安心です。

腰痛対策、冷え予防に人気の敷布団、「腰いい寝」で知られる櫻道布団店であれば、品ぞろえが豊富。

熟練の職人によるサイズオーダーにも対応しているので、良い布団を購入したい人は相談をしてみるといいでしょう。

櫻道布団店


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まとめ

タオルケットを使えば、夏の寝苦しい季節でも快適に眠ることができます。

それどころか上手に布団と組み合わせれば、一年中使える便利な寝具。