どこの毛布がいいの?4つのメーカーで比較
快適な睡眠に毛布は欠かせません。しかし、どこのメーカーのものを選べばよいのか迷ってしまいませんか。そこで人気の4つのメーカーである東京西川、ニトリ、無印良品そして櫻道ふとん店で発売されている毛布の特徴を比較してみました。
なお毛布は、各メーカーで最も売れ筋のもので比較しています。
素材 |
保温性 |
手入れ |
|
東京西川 |
ウール |
◯ |
ほぼ洗濯可 |
ニトリ |
ポリエステル |
〇 |
洗濯可 |
無印良品 |
ポリエステル |
〇 |
洗濯可 |
櫻道ふとん店 |
ポリエステル |
◎ |
洗濯可 |
それでは、各メーカーについて、簡単にご紹介します。
・東京西川
「布団といえばまず西川」と言われるほど老舗メーカーとして大変有名です。創業450年以上続く布団メーカーとして、その名を知らない人はまずいないでしょう。
高級羽毛布団をはじめ、近年ではホームファッション製品を製造、販売しており、毛布やタオルケット、リラックスウェア、クッションなど寝具以外にも幅広いアイテムが販売されています。
東京西川の商品は老舗らしく、機能性はもちろん確かな品質としっかりとした縫製が特徴で、少々手が出にくい感じがあるかもしれません。商品は高級ラインが多いですが、リーズナブルな商品もあり、手ごろな値段で高品質な製品を手に入れることが可能です。
・ニトリ
CMでもおなじみのニトリは家具、インテリア、キッチン雑貨などの商品をリーズナブルな価格で提供しています。カジュアルなデザインと豊富なラインナップで、若い世代を中心に人気を集めているニトリでは寝具も充実しており、敷布団、掛布団、枕など一式セットになった布団セットなども販売しています。
毛布に関しては、夏は「Nクール」と呼ばれる綿毛布、冬は「Nウォーム」という毛布が主力商品です。
ニトリ商品の詳細に関してはこちらのページでもご紹介しています。
・無印良品
シンプルで質の良い製品を提供している無印良品では、生活雑貨や食品、衣類そして家具や寝具も取り揃えられています。どのアイテムもとてもシンプルで合わせやすく、素材同士がケンカしません。お値段はそれほど高くなく、シーズンオフのものなら更にお安く買うことができることもあります。
無印の毛布は、夏はオーガニックコットン、冬はマイクロファイバーを使ったあたたかな毛布が人気商品です。
無印良品の商品の詳細に関してはこちらのページでもご紹介しています。
・櫻道ふとん店
「ふとんの達人」としてメディアでも紹介された櫻道ふとん店は、文字通り布団の専門店です。専門店ならではのこだわり、そして心地よい眠りを誘う商品がたくさん取り揃えられています。健康の基本である睡眠は良質な寝具で決まり、看板商品である温泉シリーズをはじめ、腰痛の方に適した寝具や背の高い人に適した丈長サイズの布団など、安眠をいちばんに考えた寝具をたくさん取り揃えています。特に「温泉毛布」は電気毛布いらずでポカポカが続く、画期的な毛布です。
その用途に合っている毛布は?素材で比較
ひと言で毛布といっても、使われる素材はメーカーにより違いがあり、それぞれ特徴も異なります。では素材によって保湿性や吸湿性、肌触りなどはどのように違いがあるのでしょうか。次にそれぞれの素材を比較しながら特徴をご紹介します。
・ウール
毛布の代名詞といえば、ウールでしょう。まずウールの特徴についてみていきます。
ウールとは「羊毛」を指し、毛布だけでなく洋服などにも幅広く使われています。
ウールは暖かいだけでなく、吸湿性と弾力性に優れており、特に吸湿性はポリエステルの37倍、綿の2倍と言われています。また帯電性が低く、静電気が起きにくいこともウールの特徴です。
次にウールが暖かい理由について見てみましょう。ウールの暖かさは、ウール特有の「クリンプ」という縮れにあります。クリンプの縮れた繊維が複雑に絡み合って、空気の層をたくさんつくりあげます。この空気の層が外からの冷たい空気をシャットアウトし、暖かい空気を生み出してくれることがウールの良さです。
そしてウールで注目すべき点は、圧倒的な吸湿性です。優れた吸湿性は体内から発散される水分を素早く吸収するため不快感を感じません。
ウールには「スケール」と呼ばれる、うろこのような表皮があり、水分を吸収して放出する性質があります。このスケールが体から出る水蒸気を吸い取ることで蒸れを防ぎ、快適な肌触りを保ちます。吸湿性に優れ、いつもさわやかな使い心地はウールの持つ大きな特徴といってよいでしょう。
そしてウールの良さは他にもたくさんあります。
ウールは弾力性に富んでおり、体に馴染みやすい性質があります。また汚れにくく、あまり色褪せしません。またスケールは水をはじく不思議な働きを持っており、汚れがつきにくいという特性があります。
・ポリエステル、アクリル
それでは次にポリエステルとアクリル素材についてご紹介します。
ポリエステルとアクリルはどちらも原材料は石油で、毛布や衣類に使われるポリエステルとアクリルは合成繊維です。
ポリエステルとアクリルは、非常に似ていますが、この二つの違いは何かというと、繊維の太さです。
アクリルの場合、ポリエステルよりも太い繊維で作られており、その分暖かさは上回ります。
しかしアクリルはポリエステルに比べると毛玉ができやすく、伸びやすいという弱点があります。ポリエステルはアクリルよりも細い繊維で作られている分、縮みにくい作りになっています。
最近よく見かけるマイクロファイバーは、原材料はポリエステルで作られており、暖かさだけでなく非常になめらかな手触りが人気を集めています。値段も安く、とりあえず毛布が欲しいという方には、価格が低めのアクリル毛布やポリエステル毛布も選択肢としてあげられます。
しかし吸湿性や保温性はやはりウールに劣ることは否めません。そこで合成繊維の持つ弱点をカバーする毛布が開発され、機能面がグンと上がりました。その代表がニトリの「Nウォーム」と無印の「あたたかファイバー毛布」です。
ニトリの「Nウォーム」や無印の「あたたかファイバー毛布」は吸湿性と保温に優れ、冬の定番毛布となりました。洗濯などの手入れも楽で、自宅の洗濯機で洗うことができるのも人気の秘訣です。価格もウールに比べると買いやすい値段のものが多いです。
無印で人気の「あたたかファイバー毛布」は、マイクロファイバーの特性を生かし、さらに吸湿性など機能面を強化した優れものといえるでしょう。
・ニューマイヤー毛布
毛布の種類で「ニューマイヤー毛布」という文字を目にしたことはありませんか。ニューマイヤー毛布は、一枚の布を両面起毛させた毛布のことで、軽くてあたたかいことが特徴です。
使われている素材はアクリルかポリエステルで、価格は安いものから高いものまで様々です。マイヤー毛布が、2枚の布を合わせて作られているのに対し、ニューマイヤー毛布は1枚で同様の暖かさが得られると言われています。櫻道ふとん店の温泉毛布はこのニューマイヤー毛布で、ふんわり暖か、しかも化石サンゴを特殊な溶剤で含ませた繊維を使用しているため、遠赤外線が発生し、ポカポカが続きます。その暖かさは富士山の山頂の山小屋でも使われるほどだとか。人気商品なので、売り切れてしまうこともかなり多いです!購入するならお早めに。
温泉毛布の購入はこちら
まとめ
東京西川、ニトリ、無印そして櫻道ふとん店で販売されている毛布を比較しました。
素材によってそれぞれ特徴が異なりますが、毛布で大切なことは暖かいだけでなく、吸湿性に優れていることです。
それぞれのメーカーから発売されているラインナップにより使われている素材も異なります。毛布といえばやはりウールが最も暖かいですが、櫻道ふとん店で販売されている「温泉毛布」は、独自の製法により布団を出てからも温かさが持続します。
素材の特徴を把握し、心地よい眠りにつけるような毛布選びの参考にしてください。