もう迷わない!機能性・体質別でみる毛布の選び方

もう迷わない!機能性・体質別でみる毛布の選び方

なんとなくよく眠れない気がする、寝つきが悪いと感じるなら原因は毛布にあるかもしれません。毛布選びは自分の好みだけでなく、どうやったら快適に眠れるかを基準に考えるのがコツ。機能性と体質別の毛布の選び方とおすすめの毛布を紹介します。

 

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毛布の選び方①機能性で選ぶ

もう迷わない!機能性・体質別でみる毛布の選び方

これだけ世の中にさまざまな毛布があると選び方に迷いますよね。ここでは、なかなか毛布を選べない人へ機能性別でみるおすすめの毛布を紹介します。

洗える毛布

【おすすめの毛布】
・ニューマイヤー毛布
・フリース毛布
・マイクロファイバー毛布
・フランネル毛布
・綿毛布

基本的に洗濯できるのは、ニューマイヤー毛布やフリース毛布のような化学繊維で作られた毛布です。天然繊維と比べて耐久性があるため、自宅で洗濯してもそこまで傷むことはありません。

ただし、化学繊維系でも2枚重ねのマイヤー毛布は、生地に厚みがあるため、洗濯機に負担をかける他、乾燥にも時間を要してしまいます。ニューマイヤー毛布と名前が似ているので誤って洗濯してしまいそうですが、マイヤー毛布の洗濯は自宅でしないようにしましょう。

そして、化学繊維以外で洗濯可能なのが、洋服などさまざまなところで使われる綿です。お手入れは、綿毛布のふんわりとした触り心地を残すために、おしゃれ着用洗剤を使うなどのコツがいりますが、こちらも自宅で洗濯できます。

もう1つ、通常洗濯できないウールの例外が、ウォッシャブルウールです。羊の毛を原料としたウールは水に濡れると縮んでしまうため洗濯に適していませんが、特殊な加工がされたウォッシャブルウールなら問題ありません。櫻道ふとん店さん100%ウール高級毛布・温泉毛布プレミアムなら100%ウールなのにお家で洗えて、いつでも快適です。しかも特殊な繊維を使用しているので、遠赤外線効果で暖かさが続きます。

発熱毛布

【おすすめの毛布】
・温泉毛布
・電気毛布

ウール毛布やマイヤー毛布、アクリル毛布は保温性が高く、毛布内の暖かな空気を保ってくれます。しかし、こうした毛布は文字通り温度を保ってはくれるものの、自ら発熱するような機能は備わっていません。

自ら発熱する毛布には電気で発熱させる電気毛布がありますが、電気が通らないと使えないためコンセントが近くにないと使えませんし、電気代も発生します。温度を調整しやすいメリットはありますが、電化製品なので電熱線の損傷による火災や感電のリスクがあることは理解しておくべきでしょう。

それでは電気を使わない発熱毛布はないのでしょうか。実は、温泉毛布といって人気を集めている天然系素材の毛布があります。温泉毛布とは、化石サンゴを素材に取り入れた毛布のこと。化石サンゴは遠赤外線を放出する特徴があり、この遠赤外線がからだを内側から温めてくれます。

なお、温泉毛布の優れている点は、発熱性だけでなく保温性も期待できること。もともと保温性の高いウール毛布などを超えるといわれるほどの性能です。

汚れがつきにくい毛布

【おすすめの毛布】
・ウール毛布

汚れがつきにくいのは、ウール毛布です。ウール毛布が汚れに強いのは、繊維の特殊な構造のため。ウールの表面はうろこ状のスケールに覆われているため、水分をはじきます。ウールの上に飲み物をこぼしても、その場でサッと払ってしまえばシミを作りません。

さらに、ウールは静電気の起きにくい素材です。ゴミやほこりを静電気で寄せ付けることがないので、清潔な状態を保つことができます。また、色褪せがしにくく、長い間見た目をきれいに保てるのもウール毛布の魅力でしょう。

通気性のいい毛布

【おすすめの毛布】
・綿毛布
・シルク毛布

通気性のいい毛布には、綿毛布とシルク毛布の2つがあります。このうち、手に入りやすいのが綿毛布です。ポリエステルやアクリル素材と並んで、安価でかつ手軽に購入できます。しかし、通気性がいい分、保温性は低め。暖かい時期は快適に過ごせますが、寒い時期になると物足りなさを感じるかもしれません。

そんな綿毛布の欠点を補うように、通気性にも保温性にも、そして吸湿性にも優れているのがシルク毛布です。なめらかで肌に優しく上質な光沢感があります。しかし、シルク毛布は高額になりがち。シルク100%はもちろん、シルクの含有量次第で毛布の価格が上がります。

毛布の選び方②体質に合わせる

もう迷わない!機能性・体質別でみる毛布の選び方

冷え性や寝つきの悪さでお困りの方もいるのではないでしょうか。ここでは、体質に合わせた毛布の選び方を3つの悩み別に紹介します。

冷えに強い

【おすすめの毛布】
・マイヤー毛布
・フリース毛布
・マイクロファイバー毛布
・ウール毛布
・カシミヤ毛布
・キャメル毛布
・温泉毛布

からだが冷えてなかなか眠りにつけないとお悩みなら、保温性に優れた毛布がおすすめです。保温性に優れた毛布には、マイヤー毛布やフリース毛布のような化学繊維のものから、ウール毛布やカシミヤ毛布など天然繊維のものもあります。幅広い繊維が選べるので、価格や触り心地など自分の希望に合わせて好みの毛布を見つけてみましょう。

なお、毛布を使って保温する方法には、布団の中に入れて直接肌に触れさせる方法、布団の上にかける方法があります。化学繊維は吸湿性に不安があるので、直接肌に触れさせる形で使いたいなら、ウール毛布やカシミヤ毛布などの獣毛がおすすめです。

しかし、冷え性をこじれさせている人の中には保温性の高い毛布を利用しても物足りないと感じることがあります。そんなときにおすすめなのが、温泉毛布です。温泉毛布は、マイヤー毛布やウール毛布などと違い、遠赤外線効果で体からの発熱を促すことができるのでより暖かさを感じることができます。

寒さが気になるなら、こうした温泉毛布を使う他、布団を毛布で挟んだサンドイッチ状態にするなどして、熱が外に逃げ出さない工夫をしましょう。

深夜目覚めてしまう

【おすすめの毛布】
・ウール毛布
・カシミヤ毛布
・キャメル毛布
・綿毛布(夏)

就寝中に毛布を蹴って、朝になると毛布がベッドから落ちていたという経験はないでしょうか。このように毛布を蹴ってしまうのは、睡眠中の不快感が原因。人によっては、寝心地が悪くて途中で覚醒してしまう人もいます。

そんな寝心地の悪さの要因の1つが睡眠中のムレです。睡眠時に適しているといわれる湿度は50%。湿度が高すぎると不快感が増し、快適な睡眠が続けられなくなります。さらに、睡眠時は温度も重要です。睡眠時に快適とされる布団内の温度は33℃。これ以上暑くなっても寒くなっても、不快に感じることがあります。

吸湿性に加えて、夏は通気性を重視した毛布選びを、冬は保温性を重視した毛布選びがポイントです。季節に合った毛布を使っているか、毛布の使い方や種類を今一度見直してみましょう。

なお、保温性があっても吸湿性のよくないアクリルやポリエステルなどの化学繊維は、直接肌に触れさせる形で使用するのはおすすめしません。

寝付きが悪い

【おすすめの毛布】
・ウール毛布
・カシミヤ毛布
・キャメル毛布
・シルク毛布
・電気毛布
・温泉毛布

眠りにつく前、体内の温度を下げるために手足が温かくなります。しかし、毛布や布団が冷たいと十分に末端が温まらず、熱放出がうまくいきません。熱放出がうまくできないということは、睡眠の準備が整わないということ。

寝つきが悪い場合、この熱放射がうまくできていない可能性が考えられます。すぐに眠りにつけるようにするには、熱放射を促すための保温性に優れた素材選びが大切です。

また、保温性だけでなく肌触りがいい素材だと、心地よさがあり、眠りに落ちやすくなります。暖かさと触り心地を重視した素材選びをしましょう。

触り心地にこだわりたいなら天然系のウール毛布やカシミヤ毛布、熱放射がうまくできないことによる寝つきの悪さならからだを十分に温められる電気毛布や温泉毛布がおすすめです。

まとめ

毛布は、素材や加工のしかたで分けると、さまざまな種類が存在します。快適な睡眠のためには、自分に合った毛布選びが大切。櫻道ふとん店さんでは、心地いい眠りを体感できるように、温泉毛布を中心にさまざまな素材でできた毛布を販売しています。快適な睡眠を目指すならぜひ一度お試しください。